『世の中にある写真のほとんどは編集されているんです!』
いまやスマホで撮った写真にもフィルターや加工で編集されています。
撮影した写真には写真編集、通称フォトレタッチ(レタッチ)を必ずしています。
使用しているソフトは、
- Adobe Lightroom Classic CC
- Adobe Photoshop CC
の2つでして、水中と陸上は共有して①のLightroomメインで写真の整理にも使っています。
さて、今回の記事は、
- わざわざ写真を編集するだけのメリットはあるの?
- 編集前の写真を見てみたい!
- どんな編集ソフトがあるのか知りたい。
こんなお悩みを持つあなたにむけて、現役のフリーランスフォトグラファーが写真編集の効果とメリットを作例付きでお伝えしていきます。
写真を編集するメリットが3分ぐらいでサクッとわかりますので、ぜひご一読いただけたら嬉しいです。
写真編集はすべき!世の中のほぼ全ての写真は編集されている
上の画像は実際に私が撮影して編集した写真で、編集前と後で比較してみました。
左の「Before」と右の「After」は全然違いますよね。
高画質カメラのスマホやミラーレスカメラの登場で、気軽に誰でも写真が撮れる時代になってきました。
「snow」や「VSCO」などスマホで編集が完結するアプリも登場してきていて、簡単に編集もできるようになりましたが、編集スキルを覚えておくとより高度で綺麗な写真にできるでしょう。
「編集しなくても撮影のときに綺麗に撮れば大丈夫!」
と考えている方もいるかもしれません。
しかし、駅構内で見かけるポスターや広告に使われている写真で、編集されておらず撮影したそのままの写真が使われている、なんてことはありません。
フォトグラファー自身もしくはプロのレタッチャーと呼ばれる編集専門の業者が編集をして写真の調整をしています。
編集に関してお伝えしてきて注意点ですが、カメラマンに撮影を依頼するときも撮影料にレタッチ代(編集代)が込みなのか必ず確認しましょう!
写真を編集するべき3つの理由
写真を編集するメリットはいくつかありますが、3つにまとめてみました。
これも写真を続けて、編集を続けて感じたことです。
写真の原理を理解しやすい
写真の明るさや色味をどのように変えれば、自分の目的にあった表現になるか計算できるようになります。
一眼レフを買ったばかりのころは、
「露出?シャッタースピード?全くわからない…」
という経験ありませんか?
でも使い続けていたら慣れてくるはずです。
編集も同じで続けていたら慣れますし、写真自体の原理(どうやったら明るくなるかなど)がわかってくるので、写真と良い相乗効果が生まれてきます。
慣れてくると編集することを考えて写真が撮れるようになります。
具体的には、少し暗めに撮ると後からいくらでも明るくできます。
逆に明るく撮りすぎると白飛びしてしまって、あとから編集しづらくなってしまうので、あまりオススメしません。
そして、こちらがLightroomの基本的な操作画面です。
「なんか難しそう…」
と思われた方、私も同じこと思っていました笑
しかし、このバーを左右に動かして直感的に操作できるため、何枚も編集していくとすぐに慣れていけます。
他の編集ソフトもだいたいパターンは同じです。
iPhoneの標準編集ソフトにも同じようなバーがあるので、そこから試してみるのも良いかもしれません。
自分の世界観を統一できる
※少しトリミング(切り抜き)もしています。
ぱっと目を引く写真や心を揺さぶられる写真には、共通事項があります。
「その人だけの世界観やストーリー性」があることです。
写真を撮るだけでもそれは出せますが、編集をすれば明るさや色味の統一が簡単なので、よりその良さを引き出すことができます。
アート寄りの作品として写真を作り込んでいき、合成をしたり全く別のものに変えたり、表現の幅も広がります。
環境に左右されにくい
写真って天候含めた環境に左右されますよね。
(写真は通称”青い池”が青くなくなるほど曇っていた日の写真)
でも、
・その場所にはもう訪れないかもしれない…
・その瞬間の表情は2度とない…
環境に左右されてせっかくの写真が残念なことになるのは避けたいです。
それに言い訳するのも嫌ですよね。
編集するスキルがあれば、天候を生かした写真に仕上げたり、全く違う環境に見せたりできます。
環境に左右されない力をつけるのが編集スキルです。
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まとめ:写真を撮るなら編集スキルは役に立ちます
さて、最後にまとめます。
写真を編集するメリットは
- 写真の原理が理解しやすい
- 自分の世界観を統一できる
- 環境に左右されにくい
の3つでした。
今回は写真を編集するメリットを作例とともにお伝えしていきました。
編集をせずに写真を作品や依頼物として出すことを「撮って出し」と呼びますが、ポリシーを持ってそこにこだわっている方もいます。
結局は自分が楽しい・好きな写真の撮り方をしていくのが、写真自体を続けるコツかなと。
これからも私は写真を撮って編集して作品を作って楽しんでいきます。