広角でデジタルな「写ルンです」で遊ぶ楽しさ。
「GIZMON Wtulens」は、FUJIFILMの「写ルンです」のレンズを2枚重ねて再利用した、ミラーレス用のレンズだ。各ミラーレスのマウントに対応している。
本物の写ルンですのレンズを再利用した、デジタルで写ルンですの写りを楽しめる、「Utulens」の広角版となっている。
それでは、「GIZMON Wtulens」の作例とともに、実際に使い続けてみた視点でのレビューをしていく。
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他のレンズレビューはこちら。
GIZMON Wtulensの特徴
GIZMON Wtulensは、GIZMONが写ルンですのレンズを取り付けて開発している、各種ミラーレス用のレンズ。
使用するカメラのマウントをよく確認して、ご購入の際はお間違えのないように。
スペックは、実際の写ルンですと同じく、F16・ピント固定で、焦点距離は17mmに広角化された単焦点レンズとなっている。
軽量で薄い、いわゆる”パンケーキレンズ”であり、色々な場所に持って、サクッと出掛けて撮るような遊び方ができるレンズだ。広角レンズは大きいことも多いので、これはありがたい。
また、このWtulensをさらに薄くした、「Wtulens L」も発売されている。機能に差はないので、デザインや価格など、お好みで選ぶのが良さそう。
広角ということもあり、質感などは写ルンです(Utulens)に共通するところもあるが、周辺光量の落ちと周辺画像の乱れが激しく、特徴的な描写になる。実際の作例は次で紹介していく。
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GIZMON Wtulensの作例
作例で使用しているカメラは、「SONY α7RⅢ(フルサイズ)」または「αRⅡ」、「α6000」など。どれもSONYのミラーレスとなっている。
基本的に、周辺光量と画像が流れるように落ちていく描写になる。
四隅を暗くすると、また違った写りに見える。散歩や公園で使うのが、楽しいレンズだ。
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GIZMON Wtulensのレビュー
GIZMON Wtulensの感想は以下となっている。
- 写ルンですの質感はそのまま
- 周辺光量が落ちて、周辺画像の乱れが、はっきりしている
- よりトイカメラっぽい写りになる
- “味変”のような強みがあり、好みが分かれそう
Utulensと同じく、デジタルであることによって、シャッタースピードやISOを操作して、実際の写ルンですよりも、幅広い描写が可能になっている。
広角であり、周辺光量はガクッと落ちて、周辺画像が乱雑になる。つまり真ん中に視線が誘導される、強調するような写り方になる。これはとてもトイカメラっぽい。
写ルンですは、落ち着いたレトロ感というか、やりすぎないところがあって、そこがおもしろさだったりする。だが、Wtulensは、既存の描写に刺激を与えてくれる、”味変”のようなレンズ。この描写感は好みが分かれそう。
とにかく、たくさん撮って試したくなるレンズだと思った。Utulensを持っている人は、撮り比べてみるのも楽しいし、純正レンズしか持っていない人は、遊びとして持っておくと、とても楽しいと思う。いずれにしても、ぜひ試してほしいと言いたくなるレンズだ。
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