在宅仕事が多くなり、慢性的に肩こりや腰痛が発生するようになってしまいました。
同じように、気が付いたら数時間以上座りっぱなしという状態が何日も続いている人も多いのではないでしょうか。「運動しなければ身が持たない」と感じてはいるのですが、運動の習慣化ってなかなか難しいですよね。
運動量や健康状態を可視化できて高機能のスマートウォッチやアクティブトラッカー(活動量計)が気になっていたのですが、どれも高価で必要としない機能が多く、購入までは至りませんでした。
しかし、近年急成長している海外の家電メーカーのXiaomiから、2019年12月に日本語版のスマートウォッチ「Xiaomi Mi band 4(日本名:シャオミ Miスマートバンド4)」が発売されました。
さっそく手に取ってみると、4,000円以下と格安でありながら、機能は申し分なく、Mi band 4はコスパ最強のスマートウォッチでした。
※現在の最新機種は「Xiaomi Smart Band 7」となってます。価格は上がってますが、格段に機能もアップしてます。さすが7。
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結論から言うと、Mi band 4は運動の習慣化を行いたい人は即買いしてほしいレベルのコスパの良いスマートウォッチです。私はMi band 4のおかげで散歩と筋トレの習慣が付き、そこから派生して健康を意識した自炊まで出来るようになりました。
運動もですが、時計をつける習慣すらなかった私でも不快感なく使い続けていられるぐらいおすすめです。Mi band 4が向いている人、メリットとデメリットなど、詳しく解説していきます。
※操作画面が全て日本語の日本語版を購入しています。日本語版と書かれていない商品は英語表記や中国語表記の場合がありますので、ご注意ください。なお、途中の写真で英語表記になっているのは、同期しているiPhoneの言語設定を英語にしているためです。英語設定のスマホと同期すると、言語設定も自動で変わる仕様のようです。
Mi band 4は運動習慣をつけたい人向き
Mi band 4は特に「これから運動を始めたい」「運動が続いたことがない」人におすすめです。Mi band 4をおすすめできる人の特徴をざっくりまとめますね。
【Mi band 4が向いている人】
- 低価格でスマートウォッチを試したい
- 時計を着ける習慣がない
- ログを残すと習慣を続けられる
- 運動やアウトドアなど、主にプライベートで使いたい
- 電子決済や通知機能をスマートウォッチに求めていない
- スマートウォッチを見せびらかしたいわけではない
まず、運動の記録や睡眠時間、体重の増減など、健康や体にまつわることをデジタルで記録できるので、自分でメモをするより管理が楽です。とにかく軽くてバンドの着け心地も良いので、時計を着ける習慣がなくても自然と着けたままで過ごせます。
Apple WatchやFit bitなど、メジャーなスマートウォッチと違い、4,000円を切る圧倒的な低価格で試しやすい。仮に合わなくても、そこまで後悔しないだろうと思えますよね。アクシデントも多い運動やアウトドアでも、安くて防水なので強気にガシガシ使えます。
そして習慣化に関するクセというか、人による部分ではあるですが、私のようにデジタルなログが残るとゲーム感覚で楽しみながらそれを続けられる人にはMi band 4はドンピシャです。
健康データや運動のログが残っているのが嬉しいですよね。設定した目標を達成すると、通知してくれるので、ゲームのクエストをクリアしたような気持ちにさせてくれます。達成したレコードを眺めるように、後から健康データを振り返りできるのも良いですね。
見た目は多少チープさがありますが、むしろスポーティーな印象があって私は気に入っています。周りの人にも「それってスマートウォッチ?運動とか記録できて良さそうだね」と評判が良いです。普段、スーツを着用するような仕事の人には、正直あまりデザインがフィットしないと思いますので、そこは難点ですね。
Mi band 4のメリットはストレスフリーな軽さにある
スマートウォッチに軽さは重要です。365日24時間のほとんどの時間、身に着けるデバイスですから、不快感や疲れを感じさせるデバイスであってはいけません。
Mi band 4はバンドを含めて約22.1gで、Apple Watchと比較すると最新版Series5の最も軽いモデルでも30.8gあるので、相当軽いです。形も長方形でスリムなので着けていて邪魔になりません。
この軽さや手軽さが使いやすさに繋がるわけです。そのほかのメリットもご紹介していきましょう。
時計表示の快適さ:手首を上げるだけ
Mi band 4は時計が表示される箇所がホーム画面であり、通常は画面表示がオフです。本体をタッチすると操作ができるのですが、腕時計を見るような仕草(腕を持ち上げてクイっと捻る)をすると、タッチの操作をせずに画面が表示できます。
慣れてくるとどのくらい腕を動かせば表示できるのかわかってくるので、この操作にイライラすることはありません。反応速度の設定も変えられますし、機能をオフにすることもできて、カスタマイズ性も高いです。
充電の持ちの良さ:20日以上持つ
Mi band 4は驚異と言えるほど、充電の持ちが良いです。公式では設定にもよりますが、最大20日間持つとされています。さらに、満充電に必要な時間も1時間なので、充電に関するストレスは皆無です。
後述の睡眠モニタリングを使用したり、頻繁に画面を表示させると持ちも悪くなってきますが、それでも何日も充電せずに使えるのは手軽で嬉しいですよね。
実際に私の場合は、なんと約40日もの間、充電が持ちました。1ヶ月以上充電していないのです。ちょっと凄すぎる。
ただし、就寝や入浴時など頻繁に外していたので例外ではありますが、基本的に日中は着けて活動していても、このぐらい充電が持つこともあります。
歩数計:消費カロリーや距離を計測
Mi band 4のホーム画面にも大きく表示されている数字が歩数計の当日の記録です。毎日リセットされてますが、ログとしてアプリから過去の記録を確認できます。(なので歩数が多い日に写真撮りました。笑)
数値が可視化されると、運動のモチベーションが上がります。例えば「今日はあんまり歩けてないから、一駅歩こう」「たくさん歩いてよく頑張ったなぁ」など、運動の管理や達成感を味わえるのです。
さらに、目標値を設定できて、歩数を達成すると通知してくれます。デフォルトは1日8,000歩なので、私は目標はそのままにしています。達成できた日は気分が良いですね。
スマホにも歩数計は付いていますが、ずっと手に持っているわけではないですし、数値もそこまで正確ではありません。Mi band 4は腕に着けているので、スマホよりは正確に測れます。
ただし、100%正確というわけではありません。3歩しか歩いていないのに、10歩以上計測されてしまったりするので、あくまでも目安として使うことがおすすめです。
睡眠モニタリング:睡眠のパターンを知る
睡眠中に腕に着けておけば、浅い眠りと深い眠り、心拍数を記録して睡眠パターンを分析してくれます。睡眠時間の計測もできるので、自分に最適な睡眠時間を探す手助けをしてくれますね。寝入ったつもりでも意外と起きていたりして、ログを見るのが面白いです。
人によって適した就寝時間や起床時間、睡眠時間は変わるので、きちんと計測してくれると、それらの時間がわかりやすいです。
私は以前は23時就寝6時起床のサイクルをやっていましたが、起床時間が遅くなってきたので、7時起床にしたところ調子が良くなりました。6時30分と7時30分起床もやってみたのですが、計測した結果、合わなそうだったので止めたのです。
睡眠に関しては諸説あるので、本から知識を得てMi band 4で計測後、試行錯誤してみるのがおすすめかなと思います。
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心拍数モニタリングとワークアウト:警告もあり
心拍数を計測する機能も付いています。設定次第で一定間隔で計測し続けて、運動時にも心拍数を表示できます。裏の部分が緑に光っているときが計測中のサインです。
心拍数が上がりすぎると、警告してくれます。自分に適した運動なのか見極める基準になりますね。
さらにワークアウトの項目で、筋トレや運動の活動時間や消費カロリーを計測できます。ランニング、トレッドミル(ルームランナー)、サイクリング、ウォーキング、エクササイズ、プールスイミングの6項目があります。筋トレはエクササイズ項目で測ってますね。
こちらもちゃんとログに残るので、続けにくい筋トレもワークアウトのおかげで続いています。
座りすぎ通知:リモートワークに便利
パソコンの前で何時間も座りがちな人のための機能が、1時間以上座っていると「休憩しましょう」と教えてくれる、座りすぎ通知です。
私は1日8時間以上座っている日が多いのですが、通知が来たら立ち上がって家の中を歩いたり、休憩したりしています。
先日、肩こりと腰痛の痛みが強くなり、接骨院に行きました。先生に事情を話すと、「長時間座るってことは、何時間も練習をするアスリートと一緒ですよ。アスリートは体のケアは怠りませんよね? だから、ずっと座っている人もしっかりケアしないとダメです」と言われました。
座りすぎは本当に体によくありません。筋トレやストレッチはもちろん、適度に休憩を挟んで作業していきましょう。スタンディングで作業するのも良いですね。
5気圧防水:日常からアウトドアまで使える
Mi band 4はタフで、防水機能付きのスマートウォッチです。5気圧防水で最大50mまで耐えられます。
最大50mって、水中で使う前提の防水カメラでも最大20m防水とかいけば良い方なのに… 非常に頑丈で水に強くになってます。
料理や皿洗いなど、日常的に水と触れるシーンでも付けたまま過ごせます。特に今の時期は手を洗う回数も増えているので、気にしなくて良いのは嬉しいですよね。
先日、川に行って泳いできました。結構深いところもあり、足のつかない2m以上のところでMi band4を着けたまま泳いだり潜ったりしたのですが、全く問題ありませんでした。
また、現在いる場所の天気を表示する地味に便利な機能もあるので、運動やアウトドア中に最適。スマホを出して確認するよりも素早く見れますよ。
専用アプリ:機能拡張とiPhoneとの連携
Mi band 4には無料アプリ「Mi Fit」があります。iOSとAndroidに対応で、もちろん日本語表示できます。最初にアカウントを作成して、身体情報を登録すれば使える仕様です。
通知関連や各機能の詳しい設定など、本体のみで設定するよりも格段に調整の幅が広がります。Mi band 4はMi Fitを使う前提のスマートウォッチですね。iPhoneのヘルスアプリに同期できるのも嬉しいところ。
体重を記録できる項目が便利で毎日使っています。そのほかにも、SNSのように友達を作って、情報を共有できる仕組みもあります。仲の良い友達や家族と共有したら面白そうですね。
そのほかにも、タイマーやストップウォッチ、アラームやスマホで再生中の音楽の操作なども、Mi band 4の機能にあります。
もともと高機能なのに、さらにアプリで詳細設定を加えられるのが強みですね。
Mi band 4のデメリットはビジネスシーンの弱さ
Mi band4はアクティブトラッカー寄りのスマートウォッチではあるので、メーカーのXiaomiもビジネスシーンの想定はしていない感じですね。仕事とプライベートをはっきり分けたい人には合わないかなと思います。
通知が来ても返信はできない
スマホと連携すればメッセージの通知を表示させることもできるMi band 4。ですが、通知のみで返信などの操作は結局スマホを開かないといけません。
運動していてスマホを見ていないときにお知らせしてほしい需要に応えた形ですかね。Apple Watchならば、定型文を設定すれば時短返信ができるので、そこは差がついています。
返信ができないので、正直私は通知機能は使ってません。まあ素直にスマホから返信すれば良いかなと思ってます。
充電には本体をバンドから外さなくてはならない
Mi band4は本体とバンドに分離できて、充電には本体をバンドから取り外して行う必要があります。本体とバンドがかなり密着していて固いので、外すのにコツが要ります。これが結構面倒なんです。慣れればなんてことないんですけどね。
満充電に必要な時間は約1時間と短く、充電は20日も持つ性質上、そもそも充電する回数が少ないので、あまり気にならない箇所ではあります。
Mi band 4の豊富なカスマイズ性
Mi band 4のカスタマイズ性の高さは、見た目のデザイン部分と中身の設定項目の豊富さにあります。
まず見た目の部分では本体とバンドが分離できるので、バンド部分を好みのモノに変えれば、全く印象の違うスマートウォッチにできます。
例えば、ステンレス製のメタリックなバンドなどは弱かったビジネスシーンにも使いやすくなりますし、カラフルなバンドで個性を出す方向もありです。
私はいくつか試してみましたが、オリジナルのバンドの装着感が好きだったので、戻しました。オリジナルも着け心地良いですよ。
そして、中身の設定項目の多さも魅力です。アプリと組み合わせれば、使いやすさが拡張されるので、使ってみて設定することがおすすめです。
ちなみに、ホーム画面の壁紙も変えられます。正直、バリエーションは少ないので、私は写真のようなデフォルト壁紙がお気に入りですね。
Mi band 4は健康的な生活のサポーター
「Xiaomi Mi band 4」は健康的な生活を始めたいならば、最初に導入したいデバイスだと実感しています。格安で運動の習慣化を手助けしてくれますし、軽くて充電の持ちが良いので、ストレスもありません。
自分の意思だけで運動や健康への意識を習慣化させるのって、結構難しいですからね。Mi band 4は健康的な生活のサポート役になってくれます。
低価格なのに高機能なスマートウォッチなので、ぜひ試してみてください。
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