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ポルトのコワーキングスペース「Porto i/o」の月額会員になってみた【ポルトガルでノマド】

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ポルトガルは、実はノマドしやすい国なんです!
1ヶ月間、現地のコワーキングスペース会員になってみて実感しました。

スペインのバルセロナに1ヶ月滞在して、その後にポルトガルのポルトに1ヶ月間行きました。

参考:スペイン移住なら最初は短期がおすすめ!準備や現地情報を公開します

選んだ理由はスペインとの違いを知るため、そして物価の安さと温暖な気候を求めていたからです。
※12月~1月の冬の時期。

滞在中は仕事に集中するために、コワーキングスペースの利用することに決めました。
最初の週に5箇所コワーキングスペースを利用して比較してみて、最も快適に仕事できたのが「Porto i/o」でした。

そしてポルトは物価もそこそこ安く、真冬でも秋服の格好で過ごせて温厚な人が多い土地だったので、とても暮らしやすかったです。

ただ、ポルト自体が観光で盛り上がってきたのがここ数年らしく、日本語の情報が少ないのがネック。
さらに、コワーキングスペースやノマド情報はほぼ皆無です。

そこで今回の記事は、

  • ポルトのコワーキングスペースで良い場所あるかな?
  • ヨーロッパでノマドしたいけど、どの国にしよう…
  • 適度な距離感で仕事できるコワーキングスペースが知りたい!

こんなお悩みを持つあなたに向けて、実際に1ヶ月間会員になった私が「ポルトのコワーキングスペース『Porto i/o』を使ってみた感想」をご紹介していきます!

ニッチな紹介ですが、ヨーロッパでノマド生活するなら物価が安めのポルトも選択肢の一つにしておくと、滞在先選びで悩むことも減るかと思います。
なので、参考になれば嬉しいです。

ポルトのコワーキングスペース「Porto i/o」とは

「Porto i/o」は、2014年よりポルトガルのポルト市内に4店舗を構えているコワーキングスペースです。

公式サイトに載っていますが、「Riverside / Downtown / Seaside」の3店舗あります。

どの店舗もシステム・料金・設備は一緒なので、スペースの雰囲気と景観や宿泊先からのアクセスのしやすさから選ぶのが良いです。

 

私は「Riverside」をメインに選択。
ポルトで有名な「ドン・ルイス一世橋」がコワーキングスペースから一望できて、初めて見たときにその美しさに鳥肌がたちました。

ポルトの中心部は「ポルト歴史地区」として、エリア全体が世界遺産に認定されているのですが、「Riverside」がある建物も範囲の中にあります。

つまり、世界遺産の中にあるコワーキングスペースなのです!
私が借りた部屋からは他の店舗のほうが近かったのですが、この景色を見て決めました。
「Seaside」以外は全て見てきて決めたので、そのぐらい素晴らしい場所です。

参考:ポルトを歩いて気付いた「余白時間」の大切さ

「Porto i/o」3店舗のアクセス

「Porto i/o」は、「Riverside / Downtown / Seaside」の3店舗がポルト市内にあります。

どこもポルトの中心部なので、アクセスにはそこまで困ることはないと思います。
「Seaside」だけ離れているように見えますが、電車・バス・タクシーも使えて20分ぐらいの位置なので、気にならないかなと。

ただし、どの店舗も見た目は閉まってる感満載なので、後ほど記載する事前の予約がおすすめ。
インターホンを鳴らして英語で説明できる語学力があれば、予約なしでも可能だと思います。

では、ざっくり位置関係をまとめます。
どれも名前の通りの場所ですね。

【Porto i/o】

  • Riverside:世界遺産「ドン・ルイス一世橋」付近・ドウロ川沿い
  • Downtown:世界で最も美しい書店「レロ・イ・イルマオン」付近
  • Seaside:沈む夕日が幻想的な「大西洋に面した海岸沿い」付近

「Porto i/o Riverside」内部の様子

「Riverside」のバルコニーからの景色

私がメインで使っていた「Riverside」の様子をご紹介していきます。
建物の最上階にあって、屋根裏部屋とバルコニー付きです。

世界遺産のエリア内なので伝統的な建物ですが、リノベーションされているので内装は清潔感あります。
他のコワーキングスペースと比べても設備も整ってる方です。

人数はMAX20人ぐらいに対して会員は5~10人だったので、当時は空いていました。
リモートワーカーも多くて18時あたりが定時なのか、その時間にみんなサッといなくなります。笑

▼お気に入りの屋根裏屋根。リラックススペースも兼ねています。

 

▼バルコニーからの眺め。夜景も綺麗で選ぶ決定打となりました。

▼犬も連れ込み可能。ヨーロッパは全体的に犬に寛容な印象を受けます。

設備チェック

  • 電源:複数の席と共有だが、数には困らない。
  • WiFi:動画の受信もアップも問題ない速度。
  • 椅子:柔らかくて座り心地良し。長時間でも疲れにくい。
  • バルコニー:喫煙室も兼ねる。しっかりWiFiも届くので作業可能。
  • キッチン:火の調理はできない簡易的なもの。電子レンジと冷蔵庫あり。
  • フード&ドリンク:水・コーヒー・フルーツ・クッキーが無料
  • ソファー:有り。バランスボールやゲームも。
  • MTGルーム:有り。予約は要らないが共有。
  • プリンター:有り。スタッフに声掛け。
  • 鍵:スマホのアプリで電子操作できる。快適で融通が効く。
  • スタンディングデスク:なし。セルフでできる場所もなかったような…

「Porto i/o」の使い方・料金

「Porto i/o」は、1日・1週間・1ヶ月間のプランから利用期間を選べます。
プランによって利用可能時間や待遇が違います。

支払い方法は、現金・クレジットカード・PayPalの3つから。
日割りはできないそうなので、事前に日数調整をして開始日を決めると良いです。

「Porto i/o」の料金(2019年当時)

  1. 1日:€12.5(10~18時のみ/MTGルーム使用不可)
  2. 1週間:€50(10~18時のみ)
  3. 1ヶ月間:€130(24時間365日アクセス可能/制限なし)

特に予約入りません。
1日利用はその場で支払い方法を選択して、1ヶ月の場合は契約書や利用者情報を記入します。
※全て英語ですが、Google翻訳で何とかなります。

ただし冒頭で書いたように、とにかく初見殺しの門構えの店舗ばかりです。
予約したのに入りにくかったので、予約した方が無難でしょう。

▼全くコワーキング感のない「Downtown」入り口。看板もないのですが、ブザーを鳴らして予約した旨を伝えます。

見た目で心が折れそうになりましたが、親切なスタッフばかりだったので救われました。
予約にはコワーキングスペース予約サイト「Coworker.com」からがおすすめ。

世界中のコワーキングスペースを一括で検索できて、1日無料で使える「Free Day Pass」がもらえる場合もあります。
「Porto i/o」も対応しているので、長期契約の前に「Free Day Pass」を使って無料で下見しておきましょう。

予約の手間も省けるので楽です。

「Porto i/o」のメリット・デメリット

1ヶ月間使ってみて見えた、メリットとデメリットを正直にご紹介します。

とはいえ、結論は「ポルトでコワーキングスペースを選ぶなら『Porto i/o』一択」かなと。
デメリットもあまりなかったので無理やり洗い出した感じです。

「Porto i/o」のメリット

  • コミュニティ要素が強い:メンバー限定Slack・仕事斡旋・イベント開催・フレンドリーな人多め
  • 営業時間が自由:月額会員は、24時間365日好きに出入り可能
  • 快適な作業環境:柔らかい椅子・ソファー席・高速WiFi
  • 複数店舗の利用が可能:会員ならメインの店舗以外も使える

今まで国内外30箇所以上のコワーキングスペースを利用してきましたが、トップクラスに相性の良い場所です。

ポルトの気質なのかフレンドリーな人が多く、Slackもリアルコミュニケーションも活発でした。
みんなでランチやディナーに行ったり、一緒に写真を撮ったり、友達も作りやすい環境。

それでも日中は集中して仕事して適度な距離感があって、私にとって居心地が良かったです。
月額会員は出入り自由なので、自分の自由に使い倒せて満足しました。

店舗ごとにまとめるなら、こんな感じです。
設備は同じなので、コミュニティの雰囲気やアクセスのしやすさを選ぶ基準になりますね。

「Porto i/o」店舗ごとのメリット

  • Riverside:最上階なので景色が綺麗。
  • Downtown:観光地にアクセスしやすい。
  • Seaside:海の近くでゆったりできる。

「Porto i/o」のデメリット

  • 初見の入りにくさ:入り口に看板がない店舗ばかりなので、事前の調査がいる
  • 複数店舗のメリットを活かしきれていない:前日にスタッフに許可取りがいるので少し手間になる
  • 仕事斡旋がそこまで機能していない:たまにSlackで流れる程度

正直、デメリットと思ってないので「挙げるとしたら」ですね。
最初の入りにくさを乗り越えれば、あとは使っていてストレスはありませんでした。

仕事斡旋もスタッフとよく話し合えば解決しそうな問題でもありますし、イベント開催も多いのでそこから繋げることもできるかなと。

店舗ごとにまとめるなら、こんな感じです。
主には、アクセス問題ですかね。
そもそもポルトは全体的に坂が多く、エレベーターがある建物は少なかったです。

「Porto i/o」店舗ごとのデメリット

  • Riverside:周りの道が坂だらけ。店舗がある4階までエレベーターがない。
  • Downtown:席数が少ない。入り口を見つけにくい。
  • Seaside:中心部からのアクセスが他の店舗よりも悪い。

ポルトのコワーキング事情

ポルトのコワーキングスペースは、そこまで数は多くありません。やはり「Porto i/o」が最大手な印象を受けます。

街ではそこそこWiFi使えるカフェもあるので、カフェで作業もありです。

念のため、他のコワーキングスペースもご紹介します。
どちらもコワーキングスペース予約サイト「Coworker.com」から予約できます。

CRU Cowork

  • 料金:€100(1ヶ月)
  • 特徴:ものづくり系コミュニティ。アトリエや作品販売もあり。

「CRU Cowork」コミュニティ要素も強く、フレンドリーな人が多くて居心地は良さそうでした。

Web系の職種よりは、デザイナーや建築家などものづくりのクリエイティブ系の利用者が多いです。
個人のデスクも個性があって面白く、アーティスト系の人が上手くハマればコラボとかできそうだと感じました。

英語力が足りなくて話を聞き出せなかったので、また行きたいコワーキングスペース。

Facts Coworking

  • 料金:€85(1ヶ月)
  • 特徴:シェアオフィス。ノマド向きではない。

「Facts Coworking」はコワーキングスペースというよりはシェアオフィス。
カッチリとスーツを着て黙々と仕事するスペースだったので、場違い感凄かったですね。笑

1日利用はないので、「Coworker.com」のスペース見学ツアーで使わせてもらいました。
Facebookのグループがあるようで、コミュニティ要素は少しあるのかもしれません。

ポルトで事務所を設けたい起業家向きです。
作業はしやすい環境ではありました。

ポルトはノマドしやすい魅力的な街

さて、最後にまとめます。

まとめ

ポルトのコワーキングスペース「Porto i/o」のメリットは、

  1. コミュニティ要素が強い
  2. 営業時間が自由
  3. 快適な作業環境
  4. 複数店舗の利用が可能

の4つです。

「Porto i/o」また利用したいと思える素敵なコワーキングスペースでした。

ポルトは、ヨーロッパ各国のアクセスも良く、物価もそこそこ安く(お酒が特に安い)、寒すぎないので「Porto i/o」を利用したノマド生活もありかなと。

世界遺産だけあって、歩いているだけで楽しい気持ちになる都市なので、ヨーロッパでノマドを検討している人は1度考えてみていただけたら嬉しいです。

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ヒロ
フォトグラファー / 文筆家|1993年生まれ|スペイン在住|読書、対話、書くこと、散歩、バイク、オードリーが好き|お問い合わせ仕事のご依頼