シェアハウスって賃貸物件のように全国各地にあるわけでもなく、取り扱っている不動産も限られています。専門の不動産もあるとはいえ、探すのに一苦労ですよね。
求める条件を備えたシェアハウスを探すためには、複数のプラットフォームを駆使することが大事です。
僕は今までシェアハウス暮らしを4回してきました。トラブルに巻き込まれた経験もありますが、基本的には楽しく暮らせました。探す段階で明らかに「地雷な物件」は避けるようにしていたからです。
今回は経験を踏まえて、主に国内でシェアハウスを効率的に探していく方法をお伝えします。地雷物件を選んでしまわないように、複数の角度からシェアハウスを探していきましょう。
シェアハウスに住むまでの流れ
本題に入る前に、シェアハウスに住むまでの流れを確認しましょう。
- 住みたいシェアハウスの条件を決めていく
- シェアハウスを探す【今回のテーマ】
- 問い合わせをする
- 内見して検討する
- 申し込みをして審査を待つ
- 入居が確定する
シェアハウスに住む場合でも、一般的な賃貸物件と同じような流れです。一人暮らしを既に経験している人はイメージしやすいと思います。
賃貸物件との大きな違いは「審査」の部分です。審査といっても収入証明書や住民票の提出を求められることは稀です。基本は身分証明書の提出ぐらいです。
シェアハウスでは「人柄」を審査されます。複数のシェアハウスのオーナーに聞いたところ、皆さん内見や電話で話したときに人柄をチェックするそう。改めて面接するみたいことはほぼないです。
他人と暮らすシェアハウスなので、管理側はトラブルが起きそうな人は事前に見極めたいわけです。「クリエイターが集まる」「英語を勉強している人を募集」などのシェアハウスにコンセプトがある場合は、それに当てはまるかも見られます。
借りる立場からすると、オーナーやスタッフなどの管理側を見極める必要も出てきます。対応が明らかにおかしい場合は避けましょうね。
シェアハウスを探す方法
シェアハウスを最も間違いない方法は、「信頼できる知人に紹介してもらうこと」です。こういうと元も子もないですよね。大丈夫です。ほかにも探し方はたくさんあります。
次におすすめな方法は、「シェアハウスのポータルサイト(まとめサイト)で網羅的に探すこと」です。ほかの探し方を含めて詳しく解説します。
- ポータルサイト(まとめサイト)
- 検索
- 大手シェアハウス
- SNS(ジモティー・Twitter・Instagram)
- 知人の紹介
ポータルサイト(まとめサイト)
ポータルサイトとは複数のシェアハウスをフォーマットに沿って、まとめているサイトですね。シェアハウスを運営しているわけではないため、問い合わせは各自の物件に行うケースが多いです。
条件を絞って検索できるため、1つひとつシェアハウスのWebサイトを見ていくよりも、効率的に探せます。
おすすめのポータルサイトは「ひつじ不動産」です。写真の枚数が多く、検索条件の絞り方も豊富なので、圧倒的に調べやすいです。シェアハウスの住民やオーナーのインタビュー記事などもあり、シェアハウスの雰囲気が掴みやすくなっています。
いくつかシェアハウスのポータルサイトは見ましたが、ひつじ不動産以外は結構調べにくかったです。細かい地域の検索ができず、女性専用物件(僕は男性なので)を省けないなど。
検索
Google検索で「地名+シェアハウス」で検索する方法です。「東京 シェアハウス」「千葉市 シェアハウス」などと調べてみましょう。最初から細かい地域で絞りすぎず、候補が多かったら絞っていきます。
住みたい地域にどのようなシェアハウスがあるのか、ざっくり把握できます。ポータルサイトに載っていない穴場なシェアハウスも探せますね。
また、Googleマップで「シェアハウス」と検索しても結構出てきます。ただ、レビューはあてにしない方がいいです。スタッフが書いているケースがあり、良くも悪くも本音とはいえないからです。
大手シェアハウス
シェアハウスのなかには全国展開や複数物件を運営している、大手と呼べるシェアハウスがあります。大手シェアハウスのWebサイトから、住みたい地域のシェアハウスを探すこともできます。
たとえば、ギークハウス、リバ邸などは有名どころです。他地域のシェアハウスとの交流やイベントが盛んであるので、友達が作りやすいのは良いですね。大手シェアハウスによっては、管理している物件内の転居は無料であったり、引越しを手伝ってくれたりします。
SNS(ジモティー・Twitter・Instagram)
SNSを使って住人の募集や日常を発信しているシェアハウスもあります。通常の検索と同じく「地名+シェアハウス」で検索してみましょう。
TwitterやInstagramでは実際の生活感がわかるような投稿がされていることもあります。住みたいシェアハウスが絞れたら、SNSで探してみると暮らすイメージが湧きやすいです。
また、地域ごとで人集めや商品の売買ができるサービスの「ジモティー」には、シェアハウスを探す項目があります。意外と知られていないかもしれませんね。
ただ、ジモティーは凄く押せるわけではないです。何度か問い合わせたことはありますが、あまり要領の得ない回答だったり、物件の細かい情報を提供してくれなかったりしました。
知人の紹介
最後は「知人に良いシェアハウスを知っているか聞く」という方法です。シンプルですね。笑
SNSで呟いてもいいですし、伝手がありそうな人に連絡してみたり。知人の知人にシェアハウスを運営している人がいるかもしれません。ダメ元で聞いてみましょう。
ネットでは大々的に募集しておらず、知り合いだけでシェアハウスをしているパターンもあります。そういう穴場物件は紹介から見つかるものです。
懸念点は知り合いからの紹介であるが故に、トラブルや不安がある場合に言い出しにくいところですかね。
シェアハウスを効率的に探すコツ
シェアハウスを効率的に探すためには、住みたい物件の条件を設定して同時に内見を行うことです。具体的に解説します。
- 条件を絞る
- 同時並行で内見をする
- 諦めずに情報を見ておく
条件を絞る
まずは、「絶対に譲れない条件」と「あったら嬉しい条件」という2種類の条件を決めます。2段階の条件を設定することで、判断が早くなります。
たとえば、男性なら女性専用シェアハウスの情報は必要ありませんし、家で仕事をする人ならば部屋に高速WiFiは欲しいですよね。
同時並行で内見をする
内見をする際はなるべく、他のシェアハウスの内見も同時期に行っておきましょう。比較することで決めやすくなります。
さらに、場合によっては家賃や初期費用を交渉できることも。他のシェアハウスの名前を出して内見していることや家賃の予算などを伝えて、交渉してみましょう。
諦めずに情報を見ておく
良いシェアハウスを見つけたのに部屋が空いてない。
そんなときでも、物件の情報はこまめに見たり、管理側と連絡を取ったりしておきましょう。
シェアハウスは通常の賃貸と違って、住人の流動性が激しいです。住人が数ヶ月や数週間単位で入れ替わりがあったりします。狙うシェアハウスの空室は適度に確認しておくようにしましょう。
トラブルが発生しやすいシェアハウス
どれだけ情報が揃っていてもトラブルが発生することはあります。しかし、事前に地雷っぽい物件を避けておくことで、余計なストレスは減ります。
管理側が適切な情報を提供しない
物件の情報が少なく、問い合わせをしたのに管理側の返答が要領を得ない、質問に回答できていないなどの物件は避けましょう。もし住んでからトラブルが発生しても、管理側が対策を行わない可能性があります。
問い合わせや内見のときに借りる側も審査されるかもしれませんが、同時に管理側の審査をしておきましょう。
ハウスルールがない
一般的なシェアハウスにはハウスルールが存在します。集団生活をする以上、お互いに不快な思いをさせないようなルールです。たとえば、室内での喫煙禁止や深夜にリビングでテレビを見ないなど。普通に暮らしていたら問題ないことです。
明確なハウスルールがないことで、柔軟な暮らし方はできかもしれません。しかし、トラブルが発生したときに、お互いがきちんと話し合いできる人でないと解決は難しくなります。
シェアハウスは網羅的に探していこう
相性が良いシェアハウスに住めると、暮らしが楽しくなります。地雷物件に当たらないためにも、複数の角度からシェアハウスを効率的に探していきましょう。
特に内見の際は物件以外にも、オーナーや管理人、スタッフ、住人などの住んだ後に関わる人たちをきちんと見極めておくことをおすすめします。
見極めるといっても「この人が管理しているなら安心だな」「コミュニケーションがきちんと取れるな」ぐらいの直感でも大丈夫です。「トラブルが起きたらどう対処しますか?」と直接聞くのも良いでしょう。
シェアハウス暮らしが良いものになることを願っています!
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