バルセロナ(スペイン)に行くために、成田空港発で、ウィーン国際空港(オーストリア)でトランジット(乗り換え)する航空券を買った。
トランジットは、およそ12時間。な、長い…笑
マイルで航空券を買ったため、他のルートだと乗り換え2回の上、6時間以上トランジットで待つこともあり、だったら長くても乗り換え1回である今回の便にすることにした。
事前にホテルを調べたが、どれも1.5万円以上する上、あまりトランジットやウィーン国際空港の実情を知らなかったため、現地でホテルを取るか、空港泊かを決めることにした。
結果的に「空港泊」を選んだ。これからトランジットでウィーン空港に来る方の参考となるように、当日のことを書き残しておく。
ウィーン国際空港に到着後の流れ
まず、両便ともオーストリア航空であったため、預け荷物はスルーチェック(出発地から到着地まで荷物を通しで預けること)ができた。
スルーチェック可能かどうかは、必ず確認した方がいいと思う。成田のチェックインカウンターは日本人の方だったので、聞いてみたところ、「ご安心ください」と言われた。心強い笑
まず、オーストリアでは現状、日本人はトランジットビザが必要ない(ただ念のためご自身で確認を)。
ウィーン国際空港に到着して、トランジットの場合は「Connecting Flight(Transfer)」という案内に従っていくと、「Security Check(手荷物検査)」の場所にたどり着く構造になっている。
「Security Check」を通過すると、搭乗ロビーに入ることになる。そうなると戻れなくなるので、ウィーン市内に行ったり、ホテルに泊まったりする場合、スルーチェックできなかった場合、搭乗ロビー以外で過ごしたい場合は、入国審査を受ける。
到着して、「Arrival(Immigration)」という案内に沿ってに行くと、入国審査の列が現れる。順番に待って、入国審査を受けたら、預け荷物を回収するエリアを通過すると、空港内の到着ロビーに出る。そこからはもうオーストリア。
あとは、「Connecting Flight」の案内に沿っても、「Security Check」を通過しなければ、来た通路を戻っていけば、「Arrival(Immigration)」の方に進める。
実際に「Connecting Flight」に進んだが、搭乗ロビーに行ってしまうと、ホテルに泊まるか、空港泊できるかの判断ができないため、一旦入国しようと「Arrival(Immigration)」の方に戻った。
ウィーン国際空港の雰囲気とホテル事情
ウィーン国際空港は乗り換えしやすい空港とされていて、実際とてもコンパクトと感じた。
そして、わりと大事な最初にやりたいことが、念のためWiFiを使えるようにしておくこと。ウィーン国際空港には無料WiFi(名前:WirelessViennaAirport)がある。表示が現れたら接続しておくと、調べ物などができる。広告を読んでから接続できるタイプ。
到着エリアにはレストランやバーガーキング、スーパーなどがある。ただ、夜には閉まってしまうし、美味しくない、高いだの、レビューが低いところが多かった。カフェがあるという情報もあったけど、閉店してしまったのか、見当たらなかった。
24時間開いていて、誰でも入れる空港のエリアには、たくさんの人がいて出入りがあったので、あまり落ち着いて過ごせないと、個人的には思ったなぁ。
ホテルは空港から歩いて行けそうなところは2万以上。たとえ空港から離れても、1.5万以上だった。睡眠ポッドと呼ばれる、個室のカプセルホテルのようなところもあったが、そこまで安くない上に、「変なにおい」というレビューで見たことない低評価だったので、ホテルは諦めて、空港泊に決めた。
入国してしまったので、到着ロビーのソファにいようかと思ったが、自分は人の出入りの多さで警戒心が解けなさそうだったので、「Security Check」に進むことに。
ウィーン国際空港で空港泊する際は搭乗ロビーがおすすめ
確か出発の9時間以上前であったと思うが、問題なく「Security Check」を通過できた。スペインとは同じシェンゲン圏内であり、入国審査などはない。
搭乗ゲートは、出発時間の数時間前にならないと、具体的な場所がわからない。ただ、大体のエリアは航空券に記されていたので、そのエリアに向かう。
夜から朝までは閉まってしまうが、簡単なスーパーでサンドイッチや食べ物を買うことはできた。時間的に閉まっているが、カフェもいくつかあった。水は自動販売機でいつでも買える。
多くの椅子は硬く、仮眠を取るのには向いていなかったが、時折ふかふかの椅子があり、そこで一晩過ごすことにした。コンセントは至るところにあった。人もまばらで、寝ている人も多かったので、空港泊に問題なさそうな安心感があった。
ぐっすり寝たわけではないが、時折WiFiで何か作業をしたり、トイレに行ったり、ぶらぶらしてみたり。早朝の便だったので、1~2時間前になると徐々に人が増える。
すぐに寝付ける人は、ウィーン国際空港では空港泊で全く問題ないと思う。自分のようにそうではなくとも、体を休められる環境ではあった。そこから無事にスペインへ着くことができた。この記事が参考になればとっても嬉しい。