コスパ最強(かつては)。
「FUJIFILM 業務用フィルム ISO100」は、「激安!」と書かれたカゴに、バラバラと無造作に入れられて、1本200~300円ぐらいでお店で売られている、数年前までは安価で手に入りやすいフィルムだった。
だが、生産終了となり、今や貴重なフィルムとなってしまった。それでも、なんとか手に入れて使いたいと思うほど、写りもよく、すっきりとした色合いに仕上がる。
もうほぼ手に入らないと思いきや、現行フィルムの「FUJIFILM フジカラー FUJICOLOR 100」と写りは似ており、「ほぼ同じだ」という人もいるほど。
今回は「FUJIFILM 業務用フィルム ISO100」の作例と、代替品の「FUJICOLOR 100」にも触れながら解説していく。
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他のフィルムの作例とレビューはこちら。
FUJIFILM 業務用フィルム ISO100の特徴
FUJIFILM 業務用フィルム ISO100は、日本のFUJIFILMがかつて販売していた、ISO100の35mmフィルム(36枚撮り)。
クセの少ない素直な写りで、使用するカメラやレンズに左右されるフィルムとなっている。当時は価格も安い、だからこそ、新しいカメラのテストをしたり、遊びながら撮ったりできた。
正式名称はパッケージに書かれているように、「記録用カラーフィルム」らしいが、「業務用フィルム ISO100」が通称で、省略して「業務用100」と呼ばれたりもする。
業務用であるため、100個単位などで業者が買い、それをお店でバラ売りしてたので、一般的に、安価で手に入るフィルムだった。
24枚撮りや「業務用フィルム ISO400」など種類が豊富だったが、徐々に生産終了となり、ついに36枚撮りの業務用フィルム ISO100も生産終了となった。
代替品は、同じISO100の現行フィルム「FUJIFILM フジカラー FUJICOLOR 100」となっている。値段は上がってしまったが、フィルム全般の値段が高騰化しているため、特段高いわけではなく、むしろ安い方。
写りはすごく似ていて、ほとんど変わらないと言う人も多い。現行フィルムで生産もされているため、業務用100の代わりとして実用的だ。
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FUJIFILM 業務用フィルム ISO100の作例
「RICOH AUTOHALF E」が使用カメラ。ハーフカメラで、全てオートではあるが、描写力は高い。ただ、期限切れかつ、暗所で撮った写真が多いので、キレイな写りになった写真は少ない(それも楽しいけど)。
なんだが、懐かしい感じ。
ISO100なので、暗所は弱い。気にせず、たくさん撮ってしまった。
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FUJIFILM 業務用フィルム ISO100のレビュー
FUJIFILM 業務用フィルム ISO100の感想をまとめるとこう。
- クセが少なく、素直な分、特徴は少ない
- エモさが全開のフィルムらしさを楽しめる
- 生産終了しており、非常に手に入りにくい
- 代替品の「FUJICOLOR 100」とほとんど変わらない写り
業務用とあるように、尖っておもしろい特性があるというより、フィルム時代から、どんな場面も「ただ記録できる」ように、素直な写りになっているんだろう。
ただ、それが、デジタルが普及している今は、「エモい」「フィルムっぽい」という風に感じるのだと思う。以前のスタンダードは、今とは違うんだなぁと実感する。
生産終了しているため、販売されているのを見つけても、とても高価になっていると思う。それでも業務用100を使うのも、すごく楽しいだろうなと思う。何も考えずに、使い切ってしまった自分に悔いている。
ただ、写りの近い代替品「FUJICOLOR 100」は現行で、手に入りやすいのは嬉しい。フィルムを撮っている方は、ぜひ一度はどちらかを試してほしいなぁと思う。
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