『オリンパスのTG-5ってデジカメなのに、何でダイバーに人気なの?』
私も購入前はそう思っていましたし、始めての水中カメラにTG-5を勧めるダイビングショップも多いですよね。
オリンパスのTG-4という、TG-5の前機種を使って水中写真を撮影しています。
※本記事の写真も全てTG-4で撮影したものですが、機能面で劣ることは少ないです。
実際にダイビング関係で仕事をしている人でもTG-5を使用していたり、プロ並みに水中写真が上手い人がTG-5だけで撮影していたり、ポテンシャルが高い水中カメラなんです!
そこで今回の記事は、
- TG-5を実際に使った感想と作例を知りたい!
- 水中カメラを買うのってハードルが高いからレビューを見たい。
- 水中で使えるオススメのカメラってなんだろう?
こんなお悩みを持つあなたに向けて、水中写真の仕事をしている写真家が「オリンパスのTG-5」をレビューしていきます!
ダイビング・シュノーケルに向いているカメラなので、それぞれ水中カメラの記事で紹介しています。
参考:【作例あり】ダイビングにおすすめの水中カメラは3種類だけ!気軽に水中撮影できる機種とは
参考:シュノーケルにおすすめの水中カメラ5選!選び方のコツも紹介
水中カメラでTG-5を選ぶ理由
プロから水中カメラ初心者までTG-5を選ぶ理由は、簡単な操作で高品質な水中写真が撮りやすいからなんです。
極論ですが、オートで適当に撮影してそれなりに良い写真が撮れてしまいます。笑
その初心者にも使いやすい手軽さに合わさって、豊富な機能と画質の良さが付いてくるので、プロが使っても申し分ないほどです。
さらにカメラ単体の値段が5万円以下で比較的リーズナブルなため、初心者でも手が出しやすいのです。
一般的なデジカメと比べたら高いと感じるかもしれません。
しかし、防水で水中以外も登山やスノーボードなどあらゆるアウトドアに使えるカメラと考えれば安い方なんです。
水中カメラ類を一眼レフで揃えようとすると、周辺機器合わせたら50万以上します。
50万ですよ、高すぎる…笑(いずれ買います!)
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オリンパスTG-5のメリット・デメリットをレビュー
【オリンパス TG-5の基本スペック】
- アウトドア向きの本格防水カメラ
- F2.0の明るい高性能レンズ
- RAW記録に対応
- カメラ本体だけで防水15m
- 4Kムービー撮影が可能
- 超ズームができるマクロモード搭載
- 水中に適した撮影が自動で簡単にできる機能
- 優れた操作性とシステム拡張性
- 防塵・耐衝撃・耐荷重・耐低温・耐結露
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TG-5のTGという名前はタフ(Tough)の略だけあって、とにかくあらゆる環境に耐えられる性能を持ちます。
ダイビング以外にもアウトドア全般に使えるカメラなので、汎用性があるんですよね。
私もスノーボードをやるので、毎回持っていきます。
私が使っている前機種のTG-4は、TGシリーズの名を一気に伸し上げたダイバーの人気機種でした。
TG-3から4で格段にスペックがアップしたので、TG-4とTG-5は基本的な部分は変わりません。
違いは最新のイメージセンサーと画像処理エンジンを積んで、4K動画にも対応してより高画質なモデルへと進化したこと。
今回はTG-4を使っている使用感と、TG-5を使用しているインストラクターやダイバーから集めた情報を元に良かった点と悪かった点をまとめていきます!
TG-5のメリット
①明るい写真が撮れる
水中は深度が下がるほど、暗くなっていきます。
写真を明るくするにはF値が重要になるのですが、そのF値が最大2.0で明るい写真が撮りやすいのが大きなメリット。
デシカメの中でもかなりハイスペックです。
②水中撮影モードがある
水中は陸上と違った特殊な環境なので、撮影の設定も変えなくてはなりません。
しかしTG-5には、水中撮影専用に調整された4つの水中撮影モードが付いています。
- 水中スナップ
- 水中ワイド
- 水中マクロ
- 水中HDR
撮りたい被写体によってモードを切り替えれば、この4つで足りてしまうのがほとんどです。
水中写真初心者でも簡単に綺麗な写真を撮って、友達に自慢できますよ!
③マクロ撮影にめっぽう強い
顕微鏡モード(スーパーマクロ)を搭載しており、ダイビングで出会った小さな水中生物たちを大きく写せます。
これは本当に驚きます…!
1cmに程度の被写体でもピントを合わせて撮影できるんです。
ワイド系は他のカメラを使っても、マクロ系はTG-5に切り替える二台持ちをするダイバーも少なくありません。
TG-5のデメリット
①細かい設定をしにくい
水中撮影モードは便利なのですが、自分で好みの設定に変更できないオート撮影です。
陸上で自分好みの設定で一眼レフで撮影する人にとっては、少し物足りなさを感じます。
ただマニュアル設定もできるので、こだわりたい人はこだわれます。
マクロ専用機として割り切って使うのもありですね。
②ダイビングでは防水プロテクターが前提
耐深が15mなので、ダイビングで使用するなら別売りの45m対応の防水プロテクターが必要です。
値段も決して安くはないので、ためらわれる方もいるかもしれません。
とはいえ、本体のみで45mまで耐えられる防水カメラはほとんどありません。
防水プロテクターはダイビングには必要な機材と思いましょう。
▼TG-5専用の防水プロテクター
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③スペック面では一眼レフには敵わない
当たり前かもしれませんが、画質や機能がいくら良くても一眼レフには敵いません。
普段から一眼レフを使っている方にとっては、拍子抜けするかもしれません。
しかし、アウトドア特化でありマクロに強いことを考えると、全ての面で劣るわけではないです。
むしろここまでハイスペックなデジカメはなかなかないでしょう。
他のカメラとTG-5の比較
TG-5は防水カメラで耐深15mなのですが、ダイビングの15mは比較的浅めです。
ライセンス取得時点で潜水可能な最大深度は18mになるので、ポイントによっては深度に耐えられない場合があります。
そこで防水プロテクターが必要ですし、細かいアクセサリーもあると便利です。
水中という環境で失くしたり壊れたりすると、買い替えや高い修理費がかかったりします。
他の防水デジカメと比較をしつつ、TG-5が最適なのか参考にしていただければ幸いです。
一緒に買った方が良い商品
防水プロテクター:PT-058
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TG-5専用の防水プロテクターで、耐深45mまであるので一般的なダイビングなら問題なく耐えられます。
映り込みも全くない純正タイプ。
ダイビングの撮影には必須です。
デジカメホルダー:スナッピーコイル
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カメラをBCに付けるホルダーです。
水中でのカメラの手持ちは大変危険で、カメラを失くす可能性が極めて高いです。
1度失くすと見つかる可能性は低いので、必ず付けましょう。
カメラを使わないときは両手が自由に使えるようになるので、トラブルにも対処しやすいです。
SDカード:Transcend SDHCカード 32GB
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水中でSDカードの容量がいっぱいになっても交換はできません。
4K動画などは容量をかなり食うので、なるべくGBが大きいSDカードがおすすめ。
2本のダイビングで32GBまでいっぱいになることはまずありませんが、それ以上の本数を潜る場合に備えてこのぐらいの容量がベストかと思ってます。
他の水中デジカメベストセラー
ダイビングにおすすめできる水中デジカメはTG-5の他に
- THETA V
- GoPro HERO7
を私は推しています。
TG-5と競合しない変わったタイプなので、複数持ちをして壮大な写真を撮ってみましょう!
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参考:【作例あり】ダイビングにおすすめの水中カメラは3種類だけ!気軽に水中撮影できる機種とは
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TG-5と同じような防水カメラだとNikonの「COOLPIX W300」がおすすめ。
プロのインストラクターで使っている方もいるぐらい、TG-5と並ぶ防水デジカメです。
防水プロテクターなしで30mまで撮影できるので、その分の値段を抑えられてお得。
水中デジカメの最安品
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さきほどの「Nikon COOLPIX W300」のお手頃バージョンが「Nikon COOLPIX W100」です。
こちらは耐深10mですので、水辺やプールなどにも使える家族向きのカメラ。
体験ダイビングやお子さんの講習の写真を撮りたいときに適しています。
水中デジカメならオリンパスのTG-5がオススメ!
さて、最後にまとめます。
TG-5のメリットは、
- 明るい写真が撮れる
- 水中撮影モードがある
- マクロ撮影にめっぽう強い
でした。
TG-5のデメリットは、
- 細かい設定をしにくい
- ダイビングでは防水プロテクターが前提
- スペック面では一眼レフには敵わない
になります。
私も周りのプロも納得の機能と使いやすさがTG-5の魅力です。
ダイビングを始めると水中写真にハマる人が増えてきますが、せっかくの貴重なダイビングなら、TG-5で友達や家族との思い出をハイレベルな写真で撮りませんか?
他にも面白い変わった水中カメラもあります。
参考:【作例あり】ダイビングにおすすめの水中カメラは3種類だけ!気軽に水中撮影できる機種とは
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