何度だって足を運びたくなるのが西伊豆です。
静岡の西側で育った僕にとって、伊豆ははるか遠い場所(なんせ静岡は広い)。そして、東伊豆(熱海側)と違って電車もなく、車かバイクがマストの西伊豆は、関東の人にとっても行くチャンスが滅多にない場所かもしれません。
今回は暖かくなって空気が霞んでしまう春の前に、西伊豆をカメラとともにドライブしてきました。河津桜も咲いていてちょうど良い季節です。最後に寄った御浜岬では綺麗な夕焼けが見られました。
Sony α7RⅢに付けた「Helios 44-2 58mm F2」の試し撮りも兼ねてます。ロシア製のオールドレンズで、M42マウントにマウントアダプターで変換して使ってます。
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Helios 44-2の詳細は「「Helios 44-2 58mm F2」作例レビュー|ぐるぐるボケが特徴的な王道オールドレンズ」にて、作例とともにレビューをしています。

淡島と河津桜

沼津の市街地を抜けて西伊豆方面へ向かうと、徐々に駿河湾が見えてきます。しばらくするとクネクネした海岸線を通りますが、西伊豆は大体こんな道が続きます。
水族館がある淡島を通り過ぎたあたりで、河津桜が咲いてました。

河津桜は2月上旬から3月上旬あたりに咲く早咲きの桜です。伊豆の名物。西伊豆でも道中何度も見かけました。

西伊豆で悩ましいのは、出掛ける季節です。海風がめっちゃ強くて寒い代わりに、空気が澄んでいて富士山が綺麗な冬。暖かくて活動しやすいけど、富士山は霞んでしまいやすい春。
夏や秋には富士山の雪が溶けてしまうので、個人的にはこの河津桜のシーズンがちょうど寒すぎず、空気が澄んでいて良いんじゃないかと思ってます。
西伊豆の絶景スポットが続く

目的地の御浜岬に近付くと、駐車場がある絶景スポットが続きます。大瀬崎、煌めきの丘、出逢い岬などは駐車場も入りやすくて、見晴らしも良いです。駐車場が整備されているスポット、めっちゃ好きです。

西伊豆から見る午後の駿河湾は、太陽の光の反射で濃い青色になって美しい。風が強い日が多いので、時折見えると白い波が青色とのアクセントになります。ボーッと見てられる。

ちなみに、大瀬崎の手前で山側の道に逸れると、車のCMみたいな爽快な道が続く西伊豆スカイラインに出ます。その道中で、これから紹介する御浜岬が見えますよ。
西伊豆スカイライン周辺も濃いエリアなんです。達磨山とかはちょっとしたハイキングコースになっていて、歩いても楽しい。長時間運転で固まった体をほぐすのに最適。ゆるキャン△にも出てきますね。
御浜岬と赤焼けの富士山

御浜岬は沼津市戸田(「とだ」じゃなくて「へだ」)にあります。戸田港と駿河湾を隔てる岬で、駿河湾側はブロックが置かれて砂浜などはなく、強い風が吹いています。富士山が見られるのはこちら側。

駐車場があるのは駿河湾側なので、防風林を抜けていくと戸田港側に出ます。こちらは海水浴場になるぐらい、流れも穏やかで静かな海です。あれだけ強風だったのに風の音もなくなって、防風林ってスゴい。

戸田港では深海に生息するタカアシガニが獲れます。あの水族館によくいるデカいカニです。駿河湾は深いので、深海の生物がよく獲れるんですね。

ひたすら散策。よい散歩コース。

Helios 44-2 58mm F2

ここからは「Helios 44-2 58mm F2」にレンズを切り替えて撮ってみました。

とりあえずボカして撮ってしまう。


防風林は絶好の木漏れ日ポイントだったので、Heliosの感覚を掴むのにちょうど良かったです。オールドレンズの夕焼けの相性も良いなぁ。
そして夕焼け

春前なのに雪が残っているおかげで、夕焼けに照らされるとより美しく輝く富士山。Heliosは絞っても良い味だしてくれますね。すっかりハマりました。

海岸線が夕陽に照らされると赤くなるので、これもまた西伊豆の素晴らしいところです。有名なのは黄金崎(こがねざき)ですね。黄金崎はさらに南下しないとですが、御浜岬でも綺麗な岩肌は見られます。

戸田港もすっかり赤色に。ホワイトバランスでキツめに赤色を出しているわけではなく、自然にこんな感じの色合いです。

海岸沿いにぐるっと道があります。駿河湾側からでも、戸田港側からでも行けます。岬の先端からの富士山は遮るものが何もなく、良い撮影スポットです。

マジックアワー

日が沈んだ後も数十分は明るい。日没後と日の出前のこの時間をマジックアワーと言います。シャッターを切っていると、どんどん色合いが変わってきて面白いです。



すっかり暗くなってきたので退散します。帰りは暗い中で狭い道を走るので、充分注意してください。地元民は結構スピード出してくるので、道が広くなったタイミングで譲った方が焦らず帰れると思います。

御浜岬のアクセス

煌めきの丘から進むと現れる、出逢い岬から御浜岬の全貌が確認できます。行きか帰りに見ていくと良いかと。大瀬崎と形がめっちゃ似ています。南が御浜岬、北が大瀬崎です。
駐車場は分かりにくいのですが、海沿いの道から一本逸れた場所にあります。夏は海水浴場になるようなので、駐車場も有料みたいですが、それ以外の季節は無料です。めちゃくちゃ広いので停めやすい。
西伊豆の絶景として御浜岬を推したい

西伊豆ドライブは何度行っても楽しいです。道を少し変えるだけでも思わぬ絶景が待っていたりするので、新たな発見が毎回あります。
正直、西伊豆はどこでも夕焼けが綺麗なので、どこで夕焼けを見るのか悩ましいです。その中でも御浜岬は富士山との距離が絶妙で、遮るものがなく撮影しやすい場所かと思います。
ダイビングで来る西伊豆も格別だけど、潜らなくても魅力がたくさん。ゆるキャン△の聖地巡礼も楽しそう。また行きます。
今回使用した機材
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