写真

枯れた「写欲」には写真集が効く。流れていかない写真を眺める

写真集 写欲

写欲が枯れている。枯れ果てている。

気まぐれな「写真を撮りたい欲求(写欲)」は、フォトグラファーたちの共通の悩みです。悩みといっても、深く考えすぎているだけなのかもしれない。でもスランプに似た倦怠感を感じて、何となく写真から離れたくなる経験、あなたにもありませんか?

ある時期、写欲が枯れ果てた私に、ふつふつと写欲が湧き上がってくる出来事がありました。近所に新しくできた小さな書店を訪れたとき、その少し前に知った写真家、西山勲さんの写真集「Studio Journal Knock」を見つけました。

写真集 写欲

写真集を買うのは、初めての経験でした。それから毎日夢中で写真集を眺めていくと、写欲が湧いてきたのです。

あなたは写真集を買ったことがありますか?
写欲が枯れてきたならば、お試しで1冊の写真集を買ってみることをおすすめします。

ヒロ

フリーランスのフォトグラファー / ライター / 潜水士|1993年生まれ|独立後は理想の暮らし実現のために、スペイン、ポルトガル、沖縄など複数の場所へ短期移住。決して器用ではない平凡な私でも何とか生きている経験をもとに、最低限の出費、再現性のしやすさを重視して記事を書いています。西山さんの写真集、全て集めたい…
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偏愛に触れられる写真集の魅力

写真集 写欲

写真集って偏愛の塊なんです。
作者が撮影した写真を特定のテーマに沿ってまとめあげたモノが写真集。あるいは事前にテーマがあって、それから写真を撮影したモノです。

つまりは写真をまとめられるだけの数、深く考えて愛を注いできたってことです。情熱がスゴいですよね。

写真集の種類は数あれど、私のなかでは「グラビアアイドルやタレントの写真の本」という認識でした。私にとっては興味の対象外に置かれていたモノです。

でも写真集は有名人の写真をまとめた本だけじゃなかった。あなたや私と同じフォトグラファーの思考や好奇心、アイデアがいっぱい詰まっている写真集もあるんです。

私は西山さんの写真が好きです。西山さんの写真集は世界中のアーティストを取材して、その自然な姿を写しています。写真を観て私もその場所にいるような気持ちになって、写欲が湧き上がってくるような写真だから好きなのです。

偏愛は写欲を刺激するのです。

タイムラインから流れてくる写真に私たちは疲れている

写真集 写欲

あなたが1日に観た写真は何枚でしょうか?

きっと覚えていないですよね。当然私も全くわかりません。

InstagramやTwitterなどのSNSを開くと、タイムラインには美しい海外の絶景写真から簡単料理レシピの手順を示した写真まで、大量のバズった写真が流れてきます。フォトグラファーをフォローしているなら、目にする写真もさらに増えるでしょう。

写欲が枯れると、目まぐるしく流れていく写真に疲れることがあります。それでも新しい素敵な写真は止まることがなく、だから私たちはSNSから離れられない。

しかし写真集は紙で出来ています。タイムラインに流れることもなければ、いいねボタンもない。実際に手に取らなければ、中身の写真はわからない。

電子化の時代に不便な特徴だと思いますが、写真集に関しては良さになるんです。

写真集を読むペースは自分で決められます。勝手に写真を押し付けられないし、流れてもいかない。写真と向き合えます。

さらに写真集は紙にこだわる作者も多く、細部までこだわった紙の質感を指で感じながら写真を味わい尽くせる。写欲が湧かないわけがありません。

書店で写真集を探す楽しみ

写真集 写欲

写真集って意外と書店で売っているんですよね。初めて買うまで気が付きませんでした。
大きい書店の場合は、ある一角を占領していたりして。

地方の書店なら、ローカルで活動する写真家の写真集が置かれていたり、「書店員が好きなんだろうな」と感じるマニアックな写真集が置いてあったり、偶然の出会いがあるランダム感が面白いです。

既に絶版となった写真集を求めて、置いてありそうな書店を巡るのも楽しいです。見つかったときの快感がたまらない…

特に試したい写真集が決まっていないならば、書店で中身を見ながら探してみると、写欲に響く写真集と出会えます。

以前、沖縄にある個人出版本を多く取り扱う個性的な書店「ブンコノブンコ」さんを取材しました。個人出版本とは、いわゆるZINEやリトルプレスといった、個人が自費出版で販売する本のことです。

写真集含めた個人出版本について、店長さんは「写真も文章も決して上手ではないし、内容もマニアックな本もある。だけど作者の楽しい様子が伝わってきて、それが凄く愛おしい。偏愛は関わった人にエネルギーを与えると思います。」と話していました。

写真集は作者の純粋な写真への気持ちが伝わってきます。その気持ちに触れると「私って何の写真が好きなんだろう」と自身を振り返れるから、きっと写欲を取り戻せるんでしょうね。

記事の本文は「偏愛は疲れた心にエネルギーを与える。書店「ブンコノブンコ」が伝える、個人出版本の魅力」にて、良かったらご覧ください。

https://okinawa-mag.net/bunkonobunko/

写真集は写欲を湧き上がらせるトリガー

写真集 写欲

写欲が枯れる経験、決して悪いことではないと思います。
きっと写真集を出しているフォトグラファーだって、写真について悩んで苦しんで、撮りたいけど撮れない時期もあったはずです。

SNSの時代ですが、紙媒体に目を向けて、じっくりと写真を観る時間を持てば、いずれは写欲が回復してきます。回復せずに他の興味の対象に移るのも良いでしょう。

最後にまとめると、写真集は作者の偏愛の塊で、それらがきっかけとなってあなたの好奇心やアイデアを取り戻してくれます。もし相性が良さそうな写真集があったら、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

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ヒロ
フリーランスのフォトグラファー / ライター / 潜水士|1993年静岡県生まれ、静岡県在住 |旅行系企業のECサイト運営 / 販促企画を担当した後、セブ島IT留学を経て、2018年にフリーランス(個人事業主)として独立。写真撮影、水中撮影、執筆、作品制作、Webサイト運営など、個人やチームで幅広く活動中。撮れて書けて潜れてWeb媒体に強い人。|お問い合わせお仕事のご依頼note
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