単焦点レンズはズームレンズのように拡大ができない代わりに、高い描写力とボケ感を味わえる、写真がグッと面白くなるレンズです。
初めてカメラを買って最初に買い足したレンズは、単焦点レンズでした。単焦点レンズを手に入れてからは、写真というものの輪郭が少しずつ掴めてきたように思います。
今回は単焦点レンズのメリットを、SONYのミラーレスにおすすめのレンズとともに解説します。僕はフォトグラファーとして活動しており、SONYユーザーとして単焦点レンズをメインに使っているため、記事が参考になれば嬉しいです。
SONYのミラーレスにおすすめの単焦点レンズ
単焦点レンズのメリットとは?
単焦点レンズは、F値の最小値が小さいレンズが多く、明るくボケる写真が撮れやすいところが大きなメリットです。
絞り(F値)を開放してみると、背景をボカしてメインの被写体を大きくクローズアップした写真が撮れやすくなります。ポートレートや物の写真に向いています。
また、ズームができないということは、自分で動いたり、被写体との距離感を変えたりする必要があるため、写真のスキルが向上しやすいんです。
そして、「どうすれば良いか?」「どう撮りたいか?」と常に考えながら撮れるようになると、写真を撮ることがより楽しくなるんですよね。
単焦点レンズの選び方とは?
単焦点レンズは、焦点距離(〜mmの部分)が固定でズームができないレンズです。
なので、単焦点レンズを選ぶ上では、「どの焦点距離のレンズを選ぶのか?」を考えることが重要です。
どのような場面で写真を撮るかを考えてみましょう。広角は35mm、標準は50mm、望遠は85mmあたりの焦点距離は、単焦点レンズにおいて人気だと個人的に感じています。
特に50mm前後の焦点距離は、肉眼で見たときの視点と近く、日常的なシーンを撮影する際に向いています。
カメラレンタルという方法
単焦点レンズが気になるけど、いきなり買うのはちょっと…という人は、「カメラレンタルサービス」を利用する方法もあります。
たとえば、「ゲオあれこれレンタル」は、レンズのほかにも三脚やストロボなどのレンタルにも対応しており、様々な機材を借りられるところがメリットです。
カメラレンタルの詳細は、「おすすめのカメラレンタル・サブスクサービスを徹底比較!」の記事で解説しています。
SONYのミラーレスにおすすめの単焦点レンズ
今回は参考として、SONYのミラーレスで使える(今回は全てフルサイズ対応)、おすすめの単焦点レンズについて解説します。
SONYのミラーレスにおすすめの単焦点レンズ
①Carl Zeiss Batis 2/40 CF
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SONYには”憧れの”と言われる、ドイツのCarl Zeiss(カールツァイス)の技術を使ったレンズブランドがあります。Batis 2/40は40mmの焦点距離です。
個人的には「こってり、しっとり」という表現が似合う描写です。周辺光量が少し落ちて、カリカリしすぎない解像度で、雰囲気ある写真が撮りやすい。
AFが早く、軽量で、最短撮影距離は24cmと寄ることもできる、それでいて40mmという珍しい焦点距離で、ついついたくさん撮りたくなるレンズです。
詳しくは、『「Carl Zeiss Batis 2/40 CF F2」作例とレビュー|こってりした発色で、軽量なSONYの40mm単焦点レンズ』の記事にて。
②SONY FE 85mm F1.8(SEL85F18)
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SONYのレンズでブランド名が付かないレンズは「無印」と呼ばれ、価格帯は安めで一般的なレンズとなっています。
この85mmは無印であるにも関わらず、カリカリの解像度ととろけるようなボケ感、しかも軽いというメリットだらけの隠れた名レンズです。
85mmという焦点距離はポートレートに向きです。人物撮影に慣れていなくでも、被写体との距離が離れるため、落ち着いて撮影ができます。
詳しくは、『「SONY FE 85mm F1.8」作例とレビュー|ポートレート向きの隠れ名レンズ。軽量かつシャープな写りで推せる。』の記事にて。
③SONY FE 35mm F1.4 GM(SEL35F14GM)
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SONYのレンズのなかでも、GM(G Master)と呼ばれるブランドは、高解像度と最先端技術を詰め込んだ、SONY最高峰のレンズという位置付けです。
そのGMレンズが、35mmという使いやすい焦点距離のレンズを出しています。ポートレート、スナップ、風景など、あらゆるジャンルに強いのが特徴です。
個人的には近い焦点距離のBatis 2/40と同じぐらい、寄って撮れるところが素晴らしいと思っています。
④Helios 44-2 58mm F2
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Helios 44-2は、58mmという独特の焦点距離のロシア製オールドレンズ(マニュアルレンズ)です。
58mmは日常的なシーンに使いやすく、なんといっても「ぐるぐるボケ」と呼ばれるユニークなボケ感は、ほかのレンズにはない特徴です。
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Eマウントのレンズではないため、マウントアダプターを使いますが、両者を合わせても2〜3万円程度とコスパも良いレンズです。
詳細は「「Helios 44-2 58mm F2」作例レビュー|ぐるぐるボケが特徴的な王道オールドレンズ」の記事に書いています。
⑤SONY FE 50mm F1.8(SEL50F18F)
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SEL50F18Fは50mmという肉眼に近い焦点距離で、大きなメリットとして、SONY純正の単焦点レンズ(しかもフルサイズ対応)のなかで、格段に価格が安いことです。
軽量かつ小型で持ち歩きに向いているため、単焦点レンズの入門としてぴったり。レンズに手ブレ補正が付き、解像度も高く、スナップからポートレートなど幅広く対応できます。
ほかにも低価格なレンズとして、オールドレンズがあります。オールドレンズについては、「SONYのミラーレスにおすすめのオールドレンズ3種類を作例レビュー」の記事で紹介しています。
単焦点レンズで写真をさらに楽しもう
単焦点レンズはボケやすく、写真のスキルが上がりやすい、カメラ初心者にもおすすめのレンズです。
ハイスペックから非常に安価なものまで、単焦点レンズの価格帯は幅広いので、ぜひ一度お好みの単焦点レンズを探してみてくださいね。
今回紹介した単焦点レンズ
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